小泉改革 Koizumi Reform 2004 7 7

 小泉首相は、参議院選挙に勝っても負けても、「死に体」となるでしょう。
なぜならば、今の小泉首相は、「かつての小泉氏」ではなくなっているのです。
今の小泉首相は、改革を忘れて、守ることばかりとなっているのです。
 しかし、これには、十分な理由があります。
なぜならば、小泉改革を、本当に実行してしまうと、
本当に、自民党が、ぶっ壊れてしまうからです。
これ以上、改革を進めると、本当に、自民党が、ぶっ壊れてしまうのです。
 私は、小泉氏が首相になる前に、
いくつか、同氏の著書を読んだことがあります。
その感想は、以下のとおりです。
正直言って驚きました。
自民党の代議士に、こんなことを考える人がいるとは。
しかし、小泉氏が主張する改革を実行すると、
自民党も官僚機構も、ぶっ壊れてしまう。
だから、自民党も官僚も、小泉氏のやることには反対するだろう。
小泉氏も、一匹狼みたいで、兵隊がいないから無理だろう。

小泉首相が生き残り、歴史に、大政治家として名を残すには、
ひとつの方法しかありません。
それは、本当に、自民党をぶっ壊し、「改革党」を立ち上げることです。
今のままでは、泥沼に足を取られて、野垂れ死にとなります。

内需主導 domestic demand-led 2004 7 6
 瀕死の重傷だった日本経済も、
アメリカと中国の力強い経済成長によって、復活した。
 今度は、日本の番である。
内需主導で、力強い経済成長をして、世界経済を支えるべきだ。
 それには、規制緩和や規制の撤廃が、必要である。
この前、日本経済新聞の「春秋」には、こんな記事があった。 
「アメリカでは、民間企業の宇宙船が、大気という厚い壁を破った。
しかし、日本では、その前に、「規制」という厚い壁に負けて、墜落してしまう。」
 規制は、成功者を守るのです。
法律、政令、省令、通達、通知、行政指導、業界の慣行。
 このように、規制は、星の数ほどあるが、
政治家や有力者のコネで、成功してしまえば、
こうした規制は、成功者を守ってくれるのです。
 なぜならば、分厚い「規制の壁」が、新規参入者を阻止してくれるのです。
こうして、日本経済は、停滞していったのです。
 ただ、規制緩和を進めていくと、
「自民党をぶっ壊す」ことになるかもしれない。
自民党は、こうした成功者や既得利権の上に成り立っていますから。



























































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